1. Beach House / Teen Dream

ゆっくり、柔らかな優しい世界へ僕達を連れてってくれるとびきりのドリームポップ。
思えばこのアルバムは冬に格別に合う!とレビューしておきながら丸一年ずっとお世話になりっぱなしでした。
僕はBeach Houseがやっていることってずっと同じだと思うんです。セカンドだってすばらしかったでしょ、サードと同じくらい。
だからなぜこれをわざわざBest1にするかっていうのは正直よくわからない。でも一つ思い当たる節があって、それは僕は社会人になって思いっきり”現実”というものを知ったからなのかなって。
だから僕はその現実をすべてやさしさで受け止めてくれるこのアルバムをひたすら聴いたんじゃないかって。
音楽との出会いはタイミングですよね、本当。生活に根付いているというかそうあるべき。
2. Foals / Total Life Forever

正直言うとね、Foalsのライブはファーストの曲は最高で、まだまだセカンドの曲はうまくできてないなって思います。ヤニスの声質もあるのだろうけど。
でもそんなことはほっておいてこのセカンドアルバムは傑作だと思います。
これだけ一つひとつの音を愛おしく思ったことは今まであまりありません。とても丁寧に作られたアルバムのような気がします。
なんですかね、彼らが着々と大人の階段登っている感じがまたいいですよね。ファーストの時は楽曲のせいもあったかニューレイヴとかあの辺りに完全に括られていたと思うんです。一部の流行だけの音楽。
でも土台も着地点もしっかりしたこのアルバムで彼らの底力を見たような気がします。
TOTAL LIFE FOREVER。会心の傑作です。
Spanish Saharaの後のThis Orient。死ぬほど好きです。歓び、祝福。そして歓喜。
3. 踊ってばかりの国 / グッバイ、ガールフレンド

まず、バンド名が好き。ゆらゆら帝国、ブランキージェットシティ、ウチリバン群、場所を名前に入れたバンドはまず、間違いがないのですが、踊ってばかりの国、改めて思うけど最高です。
このアルバムはサイケデリックでポップが信条のアルバムだと思うんですけど、歌詞見てみると無責任だし、あきらめてるし、あんまりポジティブな要素ってないんですよ。
消えるとか死ぬとか連発。ここまで言われるとかえって気持ちいいですよ。下津は、なんだろう、すごく弱い人間なんでしょう。
Cat PowerことChan MarshalのYou Are Freeを聴いたときと少しだけ同じ物を感じるんです。まぁそんでもって声がこのハスキーボイスってのがたまらないですよね。
社会人が一番聴いてはいけない音楽だと思います。すべてを放置してどっか行きたくなる音楽です。
でもクソかっこいいっすよ。Deerhunterのサイケっぷりと双璧を成します。テカテカは必聴。