Headache of Terror Twilight
10 Albums of 2000s

ということで発表します。

1. Arcade Fire - Funeral

2. Cat Power - You Are Free

3. Sigur Ros - Agaetis Byrjun

4. The Shins - Chutes too narrow

5. Beck - Sea Change

6. Postal Service - Give Up

7. The Strokes - Is This It?

8. スピッツ - 三日月ロック

9. Deerhunter - Microcastle

10. Antony and the Johnsons - I am a bird now

1位と2位は確定でしたが他は非常に迷いました。

他にも

Sufjan Stevens - Greetings From Michigan:The Great Lake State

M83 - Saturday=Youth

Vampire Weekend -Vampire Weekend

くるり - THE WORLD IS MINE

Super Furry Animals - Ring Around The World

などありましたが、今の気持ちで選びました。

かなり内省的なアルバムばかりになってしまったように思えます。

Cat PowerやAntonyそれからSigur Rosなどは聴いているとどこか不安な気持ちになったり人生を受け止めれなくなったりします。

Arcade Fireはもう僕にとってはエッセンシャルです。

美しいという言葉の本当に似合うバンドです。

次回は1990sもやってみようと思います。

最後に2000s最高のトラックで締めくくります。

Arcade Fire - Wake Up

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What Morroco gave to me

去年のクリスマス、僕はモロッコにいた。

クリスマスイブにサハラ砂漠の真ん中でたき火をして一夜を過ごした。

クリスマスの朝に見た神秘的な朝焼けは多分一生モンだし、

クリスマスの夜、アトラス山脈の頂上で満点の星空を見た経験も忘れることはできない。

天の川って本当にきれいに見えるんだよ。

マラケシュの街は土色の家々にカラフルな模様が印象的だった。

すべてが僕が生きてきた世界とは異なっていたし、しかしそれがそこに住んでいる人にとってみれば普通だということに衝撃を受けた。

非常に簡潔に言えば、日本は欧米から多大に影響を受けている。

僕はヨーロッパに行っても衝撃を受けたことなんてなかった。

それがどうだろう。

モロッコという国は少しでも共通したものが感じ取れなかった。

僕が最も印象に残っている国にモロッコを挙げるのはこういうことだろう。

旅は人生を変えることもないし、人間を変えることもない。

でも少しでも今の環境を見直したいなら

何か考えなきゃいけないことがあるなら

人を信じることができなくなったら旅は必ず必要だと僕は思う。

旅をすると見えてくるのは世界は美しいということであると僕は思う。

世界が美しいのは人間が美しいということでもある。

だから何かを信頼するために、美しさを求めに僕は旅に出る。

そう考えればいま僕に必要なのはやっぱり「旅」なのだ。

たびのうた


BEIRUT - Nantes - from The Flying Club Cup
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Bat For Lashes - Two Suns

★★★★★★★★★☆

深い。

どこまでいくのだろう。

まるで深海の中で揺らめく光を見ながら落ちて行くような感覚。

現実と幻想のその狭間で現実から発せられる光だけが見える。

それもゆらゆらと揺らめき、ただ自分を照らすことなく。

ブライトン出身パキスタンの血を引くNatasha Khanのセカンドアルバム。

彼女の作り上げる世界はとてもクリアである。

それはジャケットを見ればわかるし、曲を聴けばわかるし、PVを見ればわかる。

この統一感こそが聴き手を魅了するのだろう。

Dead Can Danceのようにどこまでもドリーミーで

Cat PowerのYou Are Freeのようにどこまでも内面的な1枚。

聴けば聴くほどNatasha の声が耳から離れなくなります。

現実の中で夢を感じることのできる数少ないレコードだと思います。



Bat For Lashes : “Daniel” (Vidéo Première)
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Bat For Lashes - Sleep Alone
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Phoenix - Wolfgang Amadeus Phoenix

★★★★★★★★★☆

フランス、ベルサイユ出身4人組の4thアルバム。

素晴らしい。 なんて軽い、軽快な音楽なのだろう。

これほどポジティブになれる音楽はそうそうない。

フランス人はやはり感覚が美しい。

それもイタリア人にはないわざとらしさを感じない自然な感覚なのである。

僕はこのアルバムがまさにそういった感覚をもったものに作られた作品だと感じる。

M83にもAirにもそれに通ずるところがある。

ロマンティックなのだ。

胸が苦しくなるほどロマンティックなのだ。

だからもしかしたらこの種の音楽を「軽い」と形容するのは失礼かもしれない。

正面から聴き続けれる音楽でもあるからだ。

なぜパリは美しいのか、なぜパリジャンが憧れられるのかこれを聴けばよくわかる。

世界にはネガティブを形成することで救いを求めようとする音楽が溢れている。

いわばそれは現代音楽シーンの潮流なのだ。

Phoenixはフランスの音楽シーンを代表すると共にそういったシーンに対抗する現代でも希少価値の高いバンドなのではないか、と思う。

とりあえずこの音楽と一緒に安い酒は飲めないなと思う。


PHOENIX - 1901
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Phoenix acoustique - ARMISTICE
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Plentyが進むその先は

今ロッキンオンジャパンがプッシュしまくっている新人バンドがこのPlenty。

ボク自身日本の音楽シーンを特に追っているわけではないし、ジャパンも読みません。

2カ月ほど前にとても信頼のできる友人に誘われてみたのがきっかけでそのあともう一度ライブに行ったりしました。

ですのでロッキンオンからこのバンドを知ったというわけではありません。

このバンドの何がすごいのか。

実際ボクにはあまりわかりません。

それこそ友達に誘われて観に行ったりしなければきっと興味も持たなかったのかもしれません。

なんだ、ラッドウィンプスとかバンプとかわらねぇじゃんみたいになってたかもしれません。

そう思うと不思議で、音楽ってタイミングであったりするんだなぁと実感します。

ライブで初めて見た時は鳥肌が立ちました。

声がとても中性的で、今にも崩れそう。

この歳でこういう歌詞が書けるとこも好きです。

基本否定的なんですよね、歌詞が。

でも否定することがあまりネガティブに感じられなくて、少し頑張ってみようかなんて気持ちになるから不思議ですね。

個人的はクラムボンを思い出します。

再来週にレコ発があります。

売り切れで行けないと思ってたらちゃっかり友達が取ってました(笑)

久しぶりに邦楽バンドを追ってみようと思いました。

彼らの行くつくとこはどういったとこでしょうか。

それがボクの望まない場所でも仕方ないですね。

うまくいくように応援してます。

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Cat Power - You Are Free

★★★★★★★★★★

触れたらすぐに崩れ落ちてしまいそうな声で必至に”Free”と何度も歌うChan。

その声はあまりにも弱々しくてもろい。

この時この状態でしか作り上げられなかった作品。

自分の弱さを聴衆に曝け出してはYou Are Freeと歌う。僕にはAm I Free?と自分に問いただしているように聞こえるんだけど。

僕が今まで聴いた中でもっとも人間味がある作品だと思う。 とてもエモーショナル。

これほど内省的な作品はなかなかみつからない。

自己愛と自己嫌悪の中でもがき、苦しむ本来の人間の姿。

それを体現化できる現代でも数少ない表現者(アーティスト)の一人だと思う。

このアルバム以降の作品には彼女の力強さが感じられる。

You Are Freeで見せる弱々しさはない。

だからこの作品が好きなんだ。

自分自身があまりにも弱くはかない存在だと知ってるから。

それを恥じることなく表現するChanがうらやましいからかもしれない。

不完全というのはけっして悪いことではないのだ。

基本的にアコースティックな楽曲がメイン。

I Don’t Blame You, Good Woman,  Maybe Not は特に秀逸。

でもこのアルバムの肝は間違いなくHe War。

シンプルながらもぐいぐい引き込むようなリフはこのアルバムでもこの1曲だけ。

PVはまるで映画のワンシーンをみているで言うことなく素晴らしい。

なにかつまずいた時、なにか落ち込んだ時、 つい聴いてしまうアルバム、You Are Free。

聴けば聴くほど落ち込みますが、いつもこのアルバムはボクの行くべき道を照らしてくれるように思います。


Cat Power - He War
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Cat Power - I Don`t Blame You (live)
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もう愛してやまないCat Powerことchan Mashallがバンドセットで6年ぶりに来日です。

前に見たのが1年半前だからそう経ってはいないけど、昔の楽曲は聴いたことがなかったので今回はそれに期待です!

すげーうれしい。

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ある夕方の吉祥寺。素敵。

ある夕方の吉祥寺。素敵。

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くるり - 魂のゆくえ

★★★★★★★★☆☆

図鑑があの時あの瞬間にしか作れなかった傑作であったように 魂のゆくえも今、この瞬間にしか作り得なかった作品だと思う。

ニューヨークレコーディングと聴いてブルックリン界隈の Grizzly Bearとかその辺の音楽を予想してた。 見事に裏切られた。

このアルバムにもコンセプトがある。 「ノーコンセプト」というコンセプトアルバム。

決して派手でもなくどこがサビなのかもわからない。 でもだからこそどこを切り取ってもいいメロディしか聴こえない。

緻密に計算し、丹念に音を重ねた職人のような1枚。

くるりはどんどん変わっていく。

翻弄されながらそこを追っていくのはすごく楽しみなこと。 次はどこにつれてってくれるのだろう。

僕が好きなのは太陽のブルース、夜汽車、背骨。

さよならリグレットの名曲ぶりには改めて驚かされました。 オアシスのような存在だ。

背骨はHow To Goを思い出しちゃう。

三日月もアルバムに入ってるとなかなかいい感じに聴こえてきます。

シンガーソングライター岸田繁のアルバムはこれで終わりだと彼は言っていた。 次はどうするのだろう。

※追記

このアルバムのキャンペーンとして行われた謎の板のクエストには思うところがいっぱいあった。

ARG(Alternate Reality Game)はNINが初めて行った試みであった。

くるりは後追いになりながらもしっかりと世界の音楽情勢を見つめてしっかりと日本に取り入れているように思う。

これってけっこう大事なことなんじゃないかなとか思う。

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スピッツ - 三日月ロック

★★★★★★★★★☆

一言で表すなら「突き抜けている」。

通算10枚目のアルバムでこれほどまで野心的で冒険的な作品を作ってしまうバンド。

スピッツ、そして草野マサムネの才能は本当に末恐ろしいと思う。

タイトルのように「ロック」アルバムである。

初っ端からアルバム随一の名曲、ドラムがやたら心地よい「夜を駆ける」

地味と言えば地味だけど、スピッツらしい透明感のある1曲、「水色の街」

ロックでエロい「さわって・変わって」

スピッツ史上初のエレクトロソング「ババロア」

前半戦の締めシングル曲「ハネモノ」

イントロがもうゴリゴリのロック「エスカルゴ」「けもの道」

最初から最後まで全力投球なアルバム。 めっちゃめちゃかっこいいのにめちゃめちゃ泣ける。

かっこいい要素はロックから、泣ける要素はJ-POPから来てます。

そういう意味ですごくバランスの取れたアルバム。

スピッツは昔から好きでした。 でもいわゆる彼らのJ-POP的なトコが好きで、もちろんその時は洋楽なんて聴いてなくて、 今昔の曲を聴くと、そういうイメージでしかとらえられない。

だからなんとなくこのアルバムは別物。 そういう要素なしでいいと思えるわけで。 あんま言ってることよくわからない気がするけどね。

とにかくスピッツは別格だなと思ってしまう一枚。

どれだけゴリゴリになってもボーカルが草野であればなぜか爽やかに聴こえてしまったりね(笑) すごいことだ。

インディゴ地平線で始まった僕の音楽人生は三日月ロックで新たなステージに進みました。

なんてね。 そうそう、アルバム名も相当かっこいいと思いませんか。 ちなみに評価9以上で名盤決定でございます。


水色の街
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