
くるり TEN FAVOURITE TRACKS
《GUILTY》
この曲にくるりというバンドのすべてが詰まってるような気がする。エレクトロニカのくるりも、タイトで爆発的な危うさを持ったくるりも、こころのどこかの足りないピースを埋めてくれるやさしいくるりも、全部がこの曲には詰まってるような気がします。
《HOW TO GO》
HOW TO GO、行き方、生き方。冗談ではなく、人生の進め方を歌った曲だと思う。「いつかは想像を超える日が待っているのだろう。毎日は過ぎてく、でも僕は君の見方だよ。」前へ進もう、そしてやさしくあれ。僕はいつもこの曲を聴いて、想像を超える世界にいつか踏み入れることができることに興奮するのです。ギターがとても素敵なんだけど、終盤に漂うそこはかとなさがとてもかっこいいのです。
《麦茶》
夏をとても感じれる曲。やかんに入った麦茶。みなぎる生命力。夜のお祭り。いろいろな夏の香りを感じることができる。僕が夏と言う季節がとても好きだというのもあるかもしれない。くるりというバンドは季節を歌うのがとてもうまいと思う。でもこれほどドメスティックな夏を感じる曲は他にないと思う。
《pray》
多分、岸田はこの曲をササッと作っちゃったんじゃないかと思う。彼の中にはあまり思い入れのない曲かもしれない。歌詞だって結構適当。取り立てて面白いこと言ってる訳でもないし、感動的なフレーズがあるわけでもない。しまいには終盤のEverything is gonna be alrightって。ありきたりすぎやろって突っ込み入れたくなるんだけど。これだけ否定的なこと言っててもあー愛せずにはいられないのです。これは祈りだと思うんです。祈る人たちは他の誰の声も聴かず、ただ自分が正しいと思うそれだけを信じていく。ぼくも同じ。わがままであれ、頑固であれ。そんなことを歌った曲をこの曲を愛さずにはいられないのです。
《ばらの花》
この曲はもう説明するまでもないでしょう。薔薇じゃなくてバラじゃなくてばら。それは大事だと思う。雨,ばら、ジンジャエール。叙情的と言うか風景が景色が頭の中にさーっと入ってくる。好きな曲だなぁ。
《ブレーメン》
完成度の高い、高過ぎる曲だと思う。ミーツクラシックを掲げたアルバム『ワルツを踊れ』の代表的楽曲。高揚感、音のひろがりがすごいんです。これこそが彼らにしかできないポップスであり、くるりがくるりたらしめる曲なんだと思う。この曲を聴いていつも思うのは、あー音楽が好きでよかったなぁってこと。中欧を旅した時のことを思い出すのです。
《地下鉄》
情緒。くるりは日本のバンドだと改めて感じることのできる楽曲。日本の風景がスライドショーのように浮かぶ。HOW TO GOのシングルのカップリングなんだけど表題曲と同様ギターがかっこいい。バンドとしてある種の完成形というか、もちろんクリストファーがいたってのもあるけど、くるりというバンドが成熟した、その時にドロップされた曲なんだと今でも思う。今はどちらかとうとソングライター岸田ってのが目立っているからね。
《すけべな女の子》
地下鉄と同じくHOW TO GOのシングルのカップリング。くるり版シューゲーザーとでも言っちゃいたい。クリストファーというドラマーがいなければ成り立たないだろうと思う。今にも走り出したくなる、疾走感に溢れる曲。みずみずしいというか青々しいというか、どこかなつかしさを感じれる。夏の終わりだとか、夏の夜だとかとても合ってると思います。
《宿はなし》
『図鑑』というセカンドアルバムの最後の曲。とてもとても日本を感じれる曲。民謡っぽいというか江戸時代に宿を探すみたいな、そんな感じの曲。岸田の言葉選びもよくてわざと古めかしい言葉を使ったりしている。タイトルに宿はなしと言ってるけど、誰にでも帰るところがある、そう思わせてくれる曲。
《乳母車》
ジョゼと虎と魚たちのサントラからインスト曲。軽やかで健やかで何度も何度も聴いてしまうのです。正直、映画はそこまで好きではなかったんだけど、このサントラはくるりのアルバムのひとつとして是非数えたいです。
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